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体育真正の「共生体育」をつくる
- 著者:
- 梅澤秋久 著編集 苫野一徳 著
- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
「共生体育」は“落ちこぼれ”も“吹きこぼれ”もつくらない
――梅澤秋久氏(横浜国立大学教授・体育科教育学)
「体育教育の構造転換」が大きな音を立てて起こっていることを、今私は実感しています
――苫野一徳氏(熊本大学准教授・教育哲学)
障害の有無、運動格差、年齢・性別・人種のちがい…こうした多様性を受容し合う体育の在り方とは!?
はじめに
序章-1 体育における〈自由〉と〈自由の相互承認〉の原理
1 はじめに
2 公教育とは何か?
3 〈自由の相互承認〉の原理
4 公教育の本質
5 体育で育む〈自由〉と〈自由の相互承認〉
序章-2 体育学習における「共生」を考える──〈自由〉と〈自由の相互承認〉の視点から
1 体育に〈自由の相互承認〉の感性を
2 これまでの体育における「共生」の検証
3 思考力を中核とした学習デザインへ
4 登山型体育モデル
5 体育学習における共生
6 身体リテラシーの重視へ
第1部 【理論編】体育における共生とは
第1章 全ての学級で不可避なインクルーシブ(共生)の教育原理
1 インクルーシブ教育とは何か
2 多様性を排除してきた20世紀の教育
3 21世紀の教育への再構築
4 多様性を包摂する社会への転換
5 おわりに
第2章 「良質の体育」(QPE)における共生──インクルーシブが国際スタンダード
1 体育における共生の意義
2 真正のインクルーシブ体育
3 「良質の体育」における「包摂的な体育」
4 競技スポーツでのインクルーシブの推進
5 インクルーシブ体育の意義
第3章 真正の「共生体育」の在り方──4つの共生レベル
1 ダイバーシティ・インクルージョン社会
2 エクスクルージョンとダンピング
3 インテグレーションによる共生体育
4 真正の共生体育=インクルージョンへ
第4章 2017年告示の学習指導要領と体育科におけるインクルーシブ教育
1 はじめに
2 小学校体育科の指導
3 中学校保健体育科の指導
4 おわりに
第5章 障害のある子/ない子が共に学ぶ体育に求められる工夫──アダプテッド・スポーツの視点から
1 学校で求められる合理的配慮
2 アダプテッド・スポーツとは
3 おわりに
第6章 豊かなスポーツライフの実現と共生体育──「落ちこぼれ」だけでなく「吹きこぼれ」もつくらない
1 豊かなスポーツライフの現状
2 新しいスポーツの定義
3 「運動好き」の育成へ
4 「落ちこぼれ」をなくす学習と指導と評価の一体化
5 「吹きこぼれ」させない
6 まとめにかえて
第2部 【実践編①】障害のある子とない子の共生を中心に
第7章 インクルーシブ体育の導入──成功に導く教師のはたらきかけの実践例
1 インクルーシブ体育の導入に向けての授業づくり
2 インクルーシブ体育で見えてきた意義
3 実践から見えたインクルーシブ体育をはじめる際に気をつけたいこと
第8章 自閉症スペクトラム児を包摂する体育授業──手立ての工夫による「互恵的な学び合い」の誘発
1 対象児童について
2 授業者の手立て
3 A児とB児の学び:まとめにかえて
第9章 「気になる子」と周囲の関わり
1 気になる子の存在
2 教師の対応:A君の事例
3 学びを広げる:D君の事例
4 おわりに
第10章 ムーブメント教育に基づくインクルーシブ教育
1 ムーブメント教育による学習デザイン
2 実践事例
3 実践を通して
第11章 共生スポーツの実践者として育つ――電動車椅子サッカーのリバース・インテグレーションの学びから
1 共生を主とした学習デザイン
2 電動車椅子サッカーの体験学習
3 自己と他者と運動(電動車椅子操作)との対話的な学び合い
4 運動の特性を活用した深い学び
5 リバース・インテグレーション
第12章 障害のある子を包摂する長縄跳び実践──自閉症スペクトラムを抱える児童との協働探究
1 はじめに
2 学習者に応じた学習デザイン
3 共生体育における授業デザイン
第13章 中学校における共生ダンス――性別・障害の有無・能力差のインクルージョン
1 多様性のある学習集団で行うダンス
2 安心・安全の保障による不安軽減
3 障害の有無を包摂する多様な身体活動・表現の保障
4 運動経験・能力差に配慮した課題の工夫
5 「誰とでも」の協働で生まれる没頭
6 まとめ
第14章 四肢麻痺のある生徒の水泳授業の実践――「結果の平等」から「機会の平等」への保健体育の転換
1 はじめに
2 横浜市立仲尾台中学校の取り組み
3 取り組みの経過
4 取り組みを振り返って
第15章 障害の有無、異年齢、性差を包摂する高校生のインクルーシブスポーツ創造プロジェクト
1 取り組みの概要
2 交流・体験による生徒の意識変化
3 誰もが楽しめるスポーツをつくろう
4 生徒が創造したスポーツ
5 共生シンポジウムの様子
6 おわりに:共創的体育の効果
第3部 【実践編②】運動格差の共生
第16章 運動をする子としない子の格差を包摂する体育──運動格差の解消に向けたゴール型ゲーム
1 対象児童と実践概要
2 前提となる安心感
3 授業の実際
4 5時間目の変容
5 まとめにかえて
第17章 豊かなスポーツライフに繋がるアダプテーション・ゲームの提案
1 はじめに
2 アダプテーション・ゲームにおけるPDCA
3 アダプテーション・ゲームの理念
4 アダプテーション・ルールの具体例
5 まとめにかえて
第18章 「運動格差」を包摂するボール運動実践──アダプテーション・ゲームの活用
1 アダプテッド・スポーツの理念を
2 アダプテーション・ゲームとは
3 実践の概要
4 本時の実際
5 まとめにかえて
第19章 中学校体育でのアダプテーション・ゲーム──チーム全員が活躍するために
1 はじめに
2 アダプテーション・ゲームとは
3 実践記録:アダプテーションの導入
4 アダプテーション・ゲームによる学び
5 アダプテーションへの抵抗
6 アダプテーションの個人化
7 まとめ
第4部 【実践編③】異年齢・不登校生徒・外国にルーツのある子どもとの共生
第20章 複式学級に見る異年齢の共生体育
1 小規模校の体育
2 複式学級の観察事例
3 まとめ
第21章 6年生と1年生が共に体育を学ぶ――どっちが早い? ペアで楽しむ「スマイルキャッチ」ボール鬼
1 授業の構想にあたって
2 授業づくりの視点
3 ゲームの様相の変化:6年生の感想から
4 1年生との関わりによる児童の変容:「人間性の涵養」の視点から
5 まとめにかえて:本実践の成果と課題
第22章 幼小連携による年齢差を包摂した運動遊び実践
1 アニマルランドの授業デザイン
2 アニマルランドの実際
3 水遊びでの幼小連携の意義
4 「ナナメの関係」によるケア
5 年齢差による共生の意義
第23章 共生・共創の舞台づくりを目指した身体表現遊び――不登校だった生徒の変容の視点から
1 プロジェクトの概要
2 多様な人たちとの出会いから
3 遊んでつくる、舞台でも遊ぶ
4 不登校と学校
5 おわりに
第24章 外国にルーツのある子どもを包摂する体育――来日したばかりの2名の児童に着目して
1 はじめに
2 バーバルとノンバーバルのコミュニケーション
3 外国にルーツのある特別支援学級の子ども
4 インクルージョンへの転換
5 おわりに
第5部 【実践編④】学校以外での共生スポーツ
第25章 就学前からの障害のある子とない子の「共生遊び」
――日野市立第七幼稚園と発達・教育支援センターとの交流事例
1 東京都日野市の発達支援の取り組み
2 幼児の「共生遊び」の取り組み
3 「共生遊び」に誘う教師
4 共生的な運動遊び
5 まとめにかえて
第26章 総合型地域スポーツクラブにおけるインクルーシブ――地域スポーツにおける共生の視点
1 学校外でのスポーツの活性化:総合型クラブへの期待
2 TSCにおける「チャレンジスポーツ教室」
3 総合型クラブにおける障害者スポーツ実施の課題
4 地域スポーツを通じた共生:自立と社会参加に向けた基盤づくり
おわりに
謝辞
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