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保健保健科教育学の探究
研究の基礎と方法 - 著者:
- 今村修 著編集 植田誠治 著編集 岡崎勝博 著編集 野津有司 著編集 野村良和 著編集 森良一 著編集
- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
2016年4月に日本保健科教育学会が設立され、研究と実践の活性化が期待されている。本書では、保健科教育研究の勃興期から現在に至るまでの軌跡を跡づけ、「保健科教育学」の構築を構想する。また、研究の方法・手順から日々の授業実践に役立つ基礎現論までを網羅した指針の書である。
まえがき
序章 現代社会における保健科教育への期待
1 保健科教育が担うべき役割
1 「保健科教育の役割」を明確にする際の留意点
2 教育の役割
3 学校教育の役割(法的な位置付け)
4 保健科教育の役割
2 保健科教育研究の必要性
1 他教科の研究に学ぶとともに、保健科教育研究からの発信を
2 授業研究の推進と発表の機会の拡充を
3 学習指導要領の改訂を視野に入れた研究成果の蓄積を
3 保健科教育学の学問的特性
1 教科教育学の特徴
2 保健科教育学の基礎科学とは
3 固有の研究方法論の再考
第1部 保健科教育学の基礎
第1章 保健科教育学の基本的性格
1-1 保健科教育学の構築
1 保健科教育学の構築
2 保健科教育学の構造と固有性
3 体育科教育学との関係
1-2 保健科教育研究の動向
1 保健科教育研究の動向を知る必要性
2 保健科教育研究史の先行研究
3 1990年代以降の保健科教育研究の動向
1-3 保健科教育を取り巻く制度的条件
1 保健科教育の法的根拠
2 教員免許制度
3 保健科教育と国の教育政策
1-4 保健科の教師教育論①──教員養成の現状と課題
1 日本の教員養成の政策の現状
2 日本の教員養成が抱える課題
3 保健科教育法に関連する課題
4 保健体育教員の養成課程の増加・多様化
5 保健科教育の専門家の育成
1-5 保健科の教師教育論②──教育実習の現状と課題
1 全ての学校に優れた保健体育教師を:求められる教員の資質能力の向上
2 教育実習とは:「理論と実践の往還」
3 保健体育科教育実習の現状と課題
4 教科特性に触れる教育実習:保健科教育の意義を深める
1-6 保健科の教師教育論③──現職研修の現状と課題
1 研修とは何か
2 保健科の現職研修の現状
3 保健科の現職研修の課題
■コラム1──保健科の成立史
第2章 保健科のカリキュラム論
2-1 保健科の目標論
1 戦後の目標論に関する議論の整理
2 保健科の目標をめぐる今日的課題
3 ヘルスリテラシーの形成
4 保健科の目標論に関する今後の展望
2-2 保健科の内容論
1 学習指導要領等に見る保健科内容の変遷
2 保健科教育における内容構成論
2-3 体育科との関連
1 教科の成立要件
2 保健と体育を関連付ける可能性
3 日本の学習指導要領に見られた保健と体育の関連付け
4 体育にかけられる社会的期待の変化
5 2017・2018年告示の学習指導要領に見る保健と体育の関連付け
2-4 保健科のカリキュラムの構成
1 カリキュラムとは何か
2 カリキュラム・マネジメント
3 各学校で編成する保健科のカリキュラム
2-5 保健科で育てる力への接近方法
1 保健科における実用主義・行動主義的教育観の克服
2 保健科における科学や生活との関係
3 保健科で育てる力に迫る授業実践の取組
4 保健科で育てる力に接近するための課題
[補節]学力論概説
1 「学力」を論ずることとは
2 教育学における「学力」論の概観
3 学習指導要領等に見る「学力」
4 保健科で目指す「学力」との関わり
■コラム2──保健学習と保健指導の区別は必要か?
第3章 保健科の学習指導論
3-1 保健の授業づくり論
1 よい授業とは
2 インストラクショナルデザイン
3 ADDIEモデル
3-2 保健科の教材論
1 「教材」とは何か
2 保健授業における、教育内容・教材・素材・教具の関係性
3 教材の分類の考え方
4 教材としての教科書とその活用
5 授業におけるICTの効果的活用
3-3 保健科の指導方法論
1 指導方法としての「主体的・対話的で深い学び」
2 具体的指導方法
3-4 保健科の評価論①──学習評価
1 学習評価の位置付け
2 目標に準拠した評価と保健の評価
3 認知レベルを構造的に捉える
4 評価方法
5 信頼性のある評価に向けて
3-5 保健科の評価論②──授業評価
1 授業評価の考え方─―3つの問い
2 授業評価の実施主体と対象─―誰が何を評価するのか
3 授業評価のタイミング――いつ評価するのか
4 授業評価の方法─―どのように評価するのか
5 ロジックを意識する
■コラム3──保健科の教師が持つべき資質と能力
第2部 保健科教育学の研究方法
第1章 保健科教育学研究の進め方
1-1 研究の設計のための基礎
1 保健科教育の研究を始めるにあたって──研究とは
2 研究課題の設定
3 研究倫理
4 外部資金の獲得
1-2 文献研究の方法
1 文献の収集方法
2 文献を読む視点
3 文献のまとめ方
1-3 質問紙法による調査研究の方法
1 質問紙法とは
2 調査内容の吟味(構成概念の設定)
3 調査項目と回答形式
4 調査対象者の設定
5 質問紙の配布、回収
6 調査票の作成
7 調査実施時の留意点
1-4 介入評価研究の方法
1 保健科教育における介入評価研究とその意義
2 研究目的の設定と研究仮説の吟味
3 研究デザインの設計と実施
4 介入評価研究の留意点と今後の課題
1-5 保健科教育における比較研究の方法
1 比較研究の可能性
2 比較研究の分析の特色
3 比較研究の留意点
4 比較のための分析単位
5 比較研究のための研究計画
1-6 統計分析の基礎
1 データを分析する前に
2 記述統計と推測統計
3 統計的仮説検定
4 分析手法の選択
5 ソフトウェアの選択と実際の分析作業
1-7 研究成果の公表
1 研究発表する意義
2 学会での発表
3 論文の投稿
第2章 保健授業の実践研究
2-1 実践研究の位置付けと課題
1 科学研究と実践研究
2 エビデンスレベルとは
3 保健の授業研究によるエビデンス
4 保健の実践研究を進めるにあたって
5 実践研究でのデータ解釈
6 活性化に向けて
2-2 実践研究の展開①──質的分析
1 質的データとは
2 授業の目標に照らした知識の質的分析方法
3 研究の目的に照らした意識の質的分析方法
4 感想を求める際の注意点
2-3 実践研究の展開②──量的分析
1 量的データとは
2 知識の量的分析方法
3 意識の量的分析方法
4 効果量
2-4 実践研究の展開③──教科書教材研究
1 教科書教材研究とは
2 日本の教科書の位置付けと児童生徒の手元に届くまでのプロセス
2-5 実践研究の展開④──公開授業研究
1 公開授業とは
2 公開授業が直面する課題
3 公開授業研究をアクション・リサーチに高める
2-6 教師の成長と実践研究
1 教師の成長のモデル
2 実践研究の機会と活用
3 保健科教育に関する研修制度の現状と課題
4 教職大学院制度の活用
5 今後の保健科教育法に関する実践研究への期待と展望
第3章 保健科教育学研究の具体的事例
3-1 研究調査の事例
1 児童生徒や保護者から見た保健
2 教員志望の学生から見た保健
3 現職教員から見た保健
3-2 比較研究の事例
1 教育課程における保健科の現状
2 保健科教育の歴史──Lasse Kannas教授へのインタビューを交えて
3 比較研究への誘い
3-3 実践研究の事例
1 実践研究を始める意義
2 小学校体育科保健領域における実践
3 中学校保健体育科保健分野における実践
4 高等学校保健体育科科目保健における実践
5 保健科の実践研究のまとめ
